ニコイチ(1)

2005年12月25日 読書
コンビニで立ち読みして思わず買ってしまいました。

内容は、事故で死んだ恋人の子供を育てる男性の物語。
そんな風に言うと普通のドラマにしか思えませんが、
主役の男性は父親ではなく「母親」として子供と暮らしているというもの。
家にいる時は近所でも学校でも評判の綺麗なお母さん。
しかし、会社では普通のサラリーマン。
通勤途中の公園で母親からサラリーマンに変わり、
帰宅前に再び母親に戻るという不思議な二重生活を送っています。
子供にはいつかカミングアウトしたいのだが、母親として絶大な信頼を
置かれているためなかなか言い出せない。

シリアスな感じですが、それほど重くは無い内容です。
ところどころにギャグもありますし、笑いどころはちゃんとあります。

この作品は、いわゆる性同一性障害をテーマにしたものではなく、
本当の母親を失ったことに気付かずに探し続ける子供ために、
一時的に女装したら止められなくなってしまったというタイプ。
ただ、長い女装歴のために感覚が女性らしくなっていることには
困惑しているようです。

今後ともチェックしていこうとおもいます。
日日日(あきら)の「アンダカ」シリーズ第2作目。
新キャラ登場や、主人公の成長ぶりが伺える内容です。
ただ、前回と違って怪造シーンが軽くなっているのが気になりましたが。
たぶん1作目を呼んでいないと「何をしているんだ?」と思ってしまうかも。

それでも次回作への期待は大です。
それにしても、この作品はバシバシと人が死んでいきます。
普通だったら、ここで死亡フラグが立つとは思わないのに、
次のページで死んでしまうのだから先が読めません。
まあ、そこが面白くもあります。
まあ2冊目。
ストーリーがしっかりしてきているので読みやすいです。
テーマはずばり「仲間」。
「仲間」を守るために「仲間」を見殺しにできるのか?
「大を生かすために小を殺す」という方法に対して、
マリアローズはどのような答えを出すのか。

このようなテーマは必ず出てくるものですが、それに対する
アプローチが作者の力の見せ所です。
ダンジョン系ファンタジーなのかな?
シリーズの第1作なので、当然のようにキャラクターの紹介がメイン。
私的にはおもしろそうです。
ちなみに現在は第2作目を読んでるところ。
日日日シリーズ4冊目として、これをチョイス。
このノリが好きなんですよね〜。
他の作品はちょっと勘弁っす…。
シリーズ化してくれると嬉しいな〜。

怪造学をやってみたい…。
一気にここまで読んでしまいました。
明日から何を読めばいいんだか・
自らを「絶対神」などとのたまうネコミミな凶華。
でも、乱崎家の母として、そして妻としてしっかりしてきているのはなぜ?

とりあえず、続編を凄く希望です。
やっと見つけた「壱さつめ」。
「狂乱家族」こと乱崎家が集まる所から始まるわけですが、
やっぱり普通じゃありません。
ネコミミな奥様は今日も天下無敵です!!
「目には死を!!歯には死を!!」
久しぶりに活字を読みたくなったので買ってみました。
本来は歴史小説とかを読むのですが、軽く読み流していくために
ライトファンタジー系にしました。
そんなわけで、新進気鋭作家・日日日(あきら)の作品「狂乱家族日記」
を買ってみました。しかも、いきなり第2巻…。第1巻が見つからないんですけど。

まだ、読んでいる最中ですが、2巻からでも読みやすいのサクサク
いけそうです。
前作に続いて短編集です…。
本編を早く読みたいです。

黄金と泥の辺……愛する者を助けるために手に入れた汚い金。
        それは本人までも汚していく…。

しあわせの後姿……奪われた妻を取り戻すために狂気に走る夫。
         妻は夫から逃げるために狂気へ走っていく。

三本脚の椅子……追い続ける夢は無慈悲な現実を教える。
        無慈悲な現実が夢の欠片を見せてくれる。

優しく哀しいくちびる……マジで凹みます(泣)

翼の在り処……最強の力たちを束ねる者の姿。
       それは欠けた心の拠り処。
シリーズ第6巻、第3巻に次いでの短編集です。
孫を助けるために戦う祖母の思いとは…「朱の契約」
弱者の吐き出す生存論理にガユスは…「覇者に捧ぐ禍唄」
造られた擬人と人間の違いとは…「演算されし想い」
宗教に身と心を捧げることでの代償とは…「打ち捨てられた御手」
ラルゴンキン事務所の面々の現在と過去…「青嵐」

かなり考えさせつつ、笑いを忘れないテーマ。
第4巻と第5巻でトラウマになりかけた人には一服の清涼剤になっているかも。
ただ、ガユスと破局したジヴが恋人として会話の中に出てくるのは
どうかな?
そんなわけで下巻。
かなりヘビーです。ガユスとジヴの関係破綻、
アナピアの目を背けたくなるような過去。
読んでいるこっちが本を閉じてしまいそうになりました。
これから先がどうなっていくのか分かりません!!
初の上下巻作品。
ガユスとギギナはいつも通りなんですけど、
2人を取り巻く人間模様が激しくなっています。
作者ははじけております。
「されど罪人は竜と踊る」シリーズ第3作。
今回は短編集ですね。

実は急性扁桃炎にかかってしまって、本を読む時間だけが
豊富になる状況になってしまいました。
というわけで1日で読みきってしまったのが、この本。

ガユスとギギナを取り囲む人物たちの本性が垣間見える作品ばかりです。
これはいいかも。
「されど罪人は竜と踊る」シリーズ第2作です。
はっきりいってダークです。まさに罪悪感に包まれてしまう作品です。
でも、読まずにはいられなくなる不思議なストーリーになっています。

この世の理不尽を正そうとしたはずなのに、結果的に理不尽は
正すことができないという理不尽さ。
たぶん正義を行使するためには悪にならなくてはいけないんでしょうね。

そんな感想を持ちました。
ファンタジー系が好きなのですが、なかなか自分にあった
作品を見つけることは難しいです。
そんなわけで、ほとんどタイトルだけで手にした本がこれ
「されど罪人は竜と踊る」です。
この作品を頭にしてシリーズ化されています。
まだ読み始めたばかりですが、意外とおもしろそうな感じの
作品です。
田中芳樹作の薬師寺涼子シリーズ。
ほとんど創竜伝第13巻(文庫版)までのつなぎのように
読んでました。
でも、この人の作品は本当におもしろい。
ドラよけお涼の活躍が非現実なんだけど、それが逆に
おもしろくさせているんだろうな〜。

亡国のイージス

2004年10月11日 読書
来年の夏に公開される福井晴敏原作の映画です。
ちなみに原作本を買ったのですが、まだ読み終わっておりません。
上下巻なのに、上の半分にも達していない状況、トホホ…。
福井氏の本を読むのは2作目で、最初に読んだのは「Twelve Y.O.」
です。
「亡国のイージス」は続編というわけではないのですが、
ところどころにシンクロする言葉があったりします。

とりあえず、読破しないとな〜。